合唱 全総文に出場する大分舞鶴、一音一語に魂を込める
2021/07/29
2つのコンクールでは楽しげな課題曲の後に、平和への願いをテーマとした自由曲を選んだ。顧問の梶原敦美先生は「重たいテーマではあるが、このメンバーであれば曲を理解し、表現できる。音のボリューム、高低差で厚みを出すことができる」と期待する。メッセージ性の強い曲であるからこそ、ダイレクトに聴衆に響く。「曲のテーマとカラーが違う曲を繊細さと大胆さで表現することを考えた」(須賀)と時間をかけて難題と向き合った。
昨年はコロナ禍で発表の場が次々と奪われた。全総文は初めての全国舞台となるが、「県代表として、これまで積み重ねたことを発揮したい。緊張すると思うが、貴重な機会なので楽しみたい」と足立泰誠(同)。限られた練習時間で、頭と心で詩や作曲家の意図をくみ取り歌ってきた。大舞台で一音一語に魂を込める。
2つのコンクールに向けて準備を進める部員たち
(柚野真也)