ハンドボール女子日本代表 輝きを増す新星・石川空(大分鶴崎高校出身) 【大分県】

2023/06/01
  • ターニングポイント~つきぬけた瞬間~

 パリ五輪を目指すハンドボール女子日本代表「おりひめジャパン」のチーム最年少、石川空(大分鶴崎高校卒、大阪体育大学3年)。4月から始まった国内強化合宿に参加し、経験を積んでいる。石川は「技術だけでなく人間性も見習うことが多い」とレベルの差を感じながらも、「オフェンスではロングシュートなど通用する部分がある」と手応えも感じている。

 

 中学3年時に2度の日本一を経験した石川は、高校では1年時から主力として試合に出場するとU-16、U-18、U-20と各年代別の代表に選出され、国際大会でも結果を残した。大阪体育大学に進学すると、日本代表監督であり、同大の監督でもある楠本繁生氏の指導を受け、成長曲線が跳ね上がった。「高校までは感覚でプレーしていたけど、2対2の状況判断など大学になって学んだ」(石川)。個人戦術を学び、一つ一つのプレーを言語化し、整理することで試合運びやパスの配球が格段に上がった。楠本監督は「視野の広さは天性のものだが、そこに理屈が加わることでプレーの幅が広がった」と成長を喜んだ。

 

おりひめジャパンの一員としてプレーする石川空

 

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