オー!エス!に刻まれた名言 #041

2021/08/27
  • コトバのチカラ

今秋に三重県で開催予定だった国民体育大会(国体)と全国障害者スポーツ大会の中止が決まった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、選手や関係者の安全確保が難しいと判断した。辛いニュースを選手に伝えた監督の言葉に悔しさがにじんだ。

 

 

突然ハシゴを外された気分

 

大分雄城台高校男子ハンドボール部 平井徳尚監督

全国高校総体は3回戦で敗退し、リベンジの思いが強かっただけに無念の表情を浮かべた。中止の知らせを伝え、呆然とする選手に「次のステージで何ができるかを試されている。ここで腐ったら終わる」と強い口調で叱咤(しった)した。

 

 

高校三冠の夢がこんな形で途切れるとは

 

大分西高校なぎなた部 築城理恵監督

3月の全国高校選抜大会、8月の全国高校総体で日本一となり、高校なぎなたの3冠に王手をかけていただけに、悔しさは計り知れない。国体ブロック予選で改善点が明確になり、手応えがあった。「選手の思いを考えるとなんと言えばいいか」と肩を落とした。

 

 

「受け入れる」ということについて考えさせられた

 

玖珠美山高校女子ホッケー部 高橋伸介監督

3年生の場合、また来年というわけにはいかない。大学といった次のステージに進むにもハードルが高くなるため、競技を続けない選手もいる。幸い冬に全国高校選抜大会があるので、「そこに向けて気持ちを切らさず頑張ろう」と言ったが、考えさせられることが多かったようだ。

 

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