情報科学高校 垣間見せた新スタイル

2018/05/06
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2018OFAリーグ開幕特集 #07

 

 「高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2018 OFAリーグ」(OFAリーグU-18)に所属し、6月の県高校総体に向けて強化を図る高校を特集する。6回目は情報科学高校。

 

 リーグ戦3試合を終え、2分1敗で未勝利。全て接戦に持ち込むも悔やまれる試合が多いというのが印象だ。キャプテンの平野空(3年)は「(OFAリーグU-18)1部で戦う相手は格上ばかりだが自分たちのやりたいことができている」と評したようにパフォーマンスは決して悪くはない。

 

 “シンプル イズ ベスト”これが情報科学のスタイルだ。相手陣地でボールを奪って、そのままシュートまで持ち込む。その中でもちろん決まり事はある。ショートカウンターが阻止されれば逆サイドにボールを動かし1対1を仕掛ける。守備においてもクリアの優先順位が明確だ。「個人戦術の部分でボールへのアプローチの厳しさ、ポジショニング、カバーリングをまだまだ改善しなければいけない。そこが修正できれば結果は出る」と小野賢市コーチ。

 

 県高校新人大会では準々決勝で大分工業に延長戦で2失点し敗れた。「あの悔しさは忘れられない」とはFWの木許陸空(3年)。木許が前線で体を張るプレーは多かったが、そこから連係して相手の守備を崩す場面が少なかった。原因は攻撃に工夫が足りなかったこともあるが、それより全体的に運動量が落ちたことが要因だった。

 

 冬場は昨年より走り込みの量を増やし、試合の最後まで走り切る体力が備わった。OFAリーグU-18では、攻守で狙いとする形は体現され、最後まで躍動感を失わない。「県総体の目標は優勝。可能性はある。集中力を持続し、簡単なミスをなくすためにチーム全体で声を出し、一丸となって戦う」と平野の言葉はチーム全体の思いだ。ダークホースとして虎視眈眈と優勝を狙う。

 

県高校総体では優勝が目標

 

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