全九州総合選手権県予選 バレーボール女子 全員でつかんだ優勝、東九州龍谷の進化 【大分県】
2025/04/23
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攻撃陣では、2年生エース忠願寺莉桜(ちゅうがんじ・りおん)が要所で強打を決め、得点源としての役割を果たした。特に接戦となった第2セットでの連続得点は、相手の追随を許さない決定打となった。また、源田の守備も安定感抜群で、後衛からブロックとレシーブの連係を支えた。源田の「得点には直接つながらないけれど、自分の1本目がチームをつくる」という意識は、まさに今の東龍バレーの象徴といえる。
新戦力の1年生の台頭によって戦術の幅が広がり、控え選手の役割も明確化された。2枚替え、ピンチサーバー、リリーフレシーバーといった局面ごとの選手起用が機能し、東龍の層の厚さを印象づけた。全員が役割を理解し、任された場面で確実に結果を出す。まさに「全員バレー」が形になりつつある。次なる舞台は、県高校総体、そして全国高校総体。チームの目標は「日本一」。視線の先には、すでに夏の大舞台が見えている。
日本一に向けてまい進する東九州龍谷
(柚野真也)