スター候補生インタビュー(3) 相撲 永松知恩(宇佐産業科学3年) 「全ての場所で勝ち越しを目指す」 【大分県】
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幼い頃に弟と共に始めた相撲が、永松知恩の人生を大きく動かした。全国大会で結果を残し、大相撲の世界へ進む決意をした。厳しい稽古や挫折を乗り越え、支えてくれた家族や仲間への感謝を胸に、5年以内の関取昇進を目指す。
Q:高校3年間の成績を振り返っていかがですか?
1年生の時はインターハイ(全国高校総体)の体重別100キロ級に出場し、ベスト16でした。3年の時は無差別級での決勝トーナメントに出場しました。九州高校新人大会では1、2年時に2連覇しましたが、自分としては良い結果だったと思います。普段全国レベルの大きな選手と試合する機会がなかった中で、成績を残せたことは満足しています。
Q:卒業後、大相撲の雷部屋に入門を決めた経緯を教えてください。
親方(元垣添)は母の中学時代の先輩で、昔から家族ぐるみの付き合いがありました。高校2年の頃に親方と食事に行った際、進路について相談しました。その時は相撲部屋に入るつもりはなかったのですが、インターハイの結果を受けて、「もう少し相撲を続けてみよう」と思い、入門を決めました。
Q:大相撲という厳しい世界に入ることへの不安はありませんでしたか?
不安はほとんどありませんでした。同じ部屋に知り合いの力士がいたこともあり、「教えてもらおう」という気持ちが強かったです。ただ、どんな世界か全く分からないという不安は少しありましたね。
Q:相撲を始めたきっかけは何ですか?
小学3年生の時、弟が通っていた道場について行ったのがきっかけです。そのまま流れで相撲を始めました。
Q:これまで相撲を続けてきた中で、辞めたいと思ったことはありましたか?
何度もありました。しかし、母や周りの人たちが支えてくれたおかげで、続けることができました。弟と一緒に稽古したことも大きな要因です。
雷部屋の入門が決まった永松知恩