バスケットボール女子 優勝請負人・赤木里帆(富士通レッドウェーブ、大分市出身)が2冠を目指す 【大分県】
2024/12/28
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今季のバスケットボール女子でタイトル2冠を目指す富士通レッドウェーブ。その勢いは止まらない。皇后杯全日本バスケットボール選手権大会で17大会ぶり4度目の優勝を飾り、現在は国内トップリーグ「Wリーグ」で首位を独走中だ。そんな好調なチームの中で、着実に存在感を高めているのが大分市出身の赤木里帆である。
赤木はシーズン開幕2連戦で控えとして出場。その後、先発メンバーのコンディション不良を受けて、スターターとして抜てきされた。赤木は「昨シーズンもけが人が出た際に先発を経験した。だからこそ、今季も準備を怠らないよう心がけていた」と冷静に振り返る。その姿勢を評価するのはBTテーブス監督だ。「赤木は複数ポジションをこなせるユーティリティープレーヤー。特に高い強度のディフェンス力と、逆境に負けない強いハートを持っている。前半が不調でも、後半には切り替えて勝負を決める選手」と信頼を寄せる。
赤木はこれまで、試合の流れを変える「ゲームチェンジャー」として控えからの起用が多かった。しかし今季はその役割を超え、先発メンバーに名を連ねるようになった。12月7、8の両日に中津市のダイハツ九州アリーナで開催されたWリーグでは、地元ファンの前で2試合とも先発出場を果たした。「大分でプレーするのはいつも以上に緊張したが、声援が力になった。幸せな時間だった」と、赤木は試合後に胸の内を語った。本調子とは言えなかったものの、勝負どころで決めた3点シュートは観客を沸かせ、地元ファンに成長した姿をしっかりと見せつけた。
3点シュートを打つ赤木里帆