リズムを変えるとすべてが変わる スポーツリズムトレーニング

2018/01/21
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 音楽に合わせて手足を動かし、ジャンプする。複数のステップを繰り返す。リズムを取ってボールを投げる-。リズム感を高めて、運動パフォーマンスを向上させる「スポーツリズムトレーニング」。NPO法人わいわい夢クラブ(大分市)の幼稚園から小学6年までの子どもたち35人がインストラクターに教わりながら楽しく体を動かした。

 

 スポーツリズムトレーニングは、プロ野球や陸上競技チームなどで取り入れられており、大分県ではチーム大分ジュニアアスリート発掘事業などで実施している。「どのスポーツでもリズムは大事。音楽リズムに合わせて緩急の動きを誘導し、筋肉が収縮と弛緩(しかん)することで運動能力が向上し、けがの予防にもつながる」とインストラクターの河野吉喜さん。

 

「どのスポーツでもリズムは大事」とインストラクターの河野さん

 

 リズム感はいつから始めても向上できる能力。河野さんは「特にゴールデンエイジと呼ばれる幼少期には、体を操る調整力が急速に発達する。リズム感が向上すれば、走る、跳ぶ、投げる、蹴るなど運動のすべての動きにおいて力を抜いた状態から必要な力を入れる動きができるようになる」と話す。

 

 今回参加した子どもたちは、「みんなでリズムを取るのが楽しかった」、「ぴょんぴょん跳ねて楽しい」と笑顔で汗を拭った。スポーツリズムトレーニングは年齢や競技レベルに応じてメニューを変えることができる。

 

 

年齢や競技レベルに応じて楽しみながらトレーニングできる

 

(柚野真也)

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