監督の哲学 押し付けない指導で選手の力を引き出す飯田朱音監督(昭和学園高校バドミントン部) 【大分県】

2024/07/03
  • HEADLINE

 今年4月に新卒で赴任した先は母校の昭和学園高校だった。飯田朱音は国語の教諭として教壇に立ち、バドミントン部の監督として指導する。「母校に帰って来ることができたのは良かったが、毎日大変。授業の準備は当たり前だが、部活まで目が行き届かないことが多い。OBやOGが手伝ってくれているので助かっている」と、慌ただしくも充実した日々を送っている。

 

 高校時代は1年から活躍し、春夏の全国大会に5度出場した。軽快なフットワークで、バラエティーに富んだショットを打ち、攻守のバランスのとれたオールラウンダーだった。専修大学時代も関東リーグやインカレの団体、個人シングルスに出場して実績を積んだ。大学3年次が終わる頃に現役にピリオドを打とうと決め、教職の道に進んだのは、母校での教育実習の体験があったからだ。「教育実習時に県高校総体があって、監督の補佐をしていた時に指導者に向いていると思った」。当時は伝えたいことが伝わらないもどかしさがあったようだが、教育実習を終えてからは「コーチング」と「ティーチング」の違いを学び、自らの指導論の形をつくった。

 

ポジティブな言葉で選手の力を引き出す

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ