スター候補生インタビュー 野球 廣澤伸哉&三代大貴(大分商業高校3年)

2018/01/04
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 夏の全国高校野球大会出場にあと一歩及ばなかった大分商業のリードオフマンとスラッガーは、それぞれ異なる道を歩み始める。プロ野球のオリックスから7位指名された廣澤伸哉、近畿大学に進学する三代大貴。高校3年間で培った技術と大商魂を胸に野球道を極める覚悟だ。

 

—夏の全国高校野球大分大会後は、どのように過ごしていたのですか?

三代 あの大会で3年生は引退しましたが、僕ら進学組とプロを目指す廣澤は練習に参加していました。僕は12月に受験があったので、面接の練習や試験勉強をしながら練習しました。今は近畿大学への進学が決まり、次のステージでしっかり結果が出せるように長打力を磨き、足りない部分を補うための練習をしています。

 

廣澤 僕はプロを目指していたのですが、ドラフト指名されるまでどうなるのか分からない状況でした。ドラフトで名前が呼ばれた時は嬉しかったというよりホッとしたというのが正直な感想です。プロを意識するようになったのは夏の大会が終わり、スカウトの方が調査に来たりした頃からです。足を生かした守備と走塁が評価されたと聞きました。

 

—憧れの舞台に立つ心境は?

廣澤 まずはギリギリまで自分を追い込み、けがをしない体をつくり、環境に慣れること。甘い世界でないことは十分分かっているつもりですが、周りに気後れすることなく自分を出していければと思います。

 

—三代選手が進学を選んだ理由は?

三代 今、一番野球が進化しているのが関西だと思っていました。野球を続けるなら関西の大学に進学して、自分の技術を磨きたかった。まずは自分の存在をアピールして、1日でも早くレギュラーになりたい。目標はプロ野球パ・リーグで新人賞を獲った大分商業の先輩である源田(壮亮)さん(西武)のように大学、社会人野球を経てプロになりたいです。廣澤がドラフトで名前を呼ばれたときは心底嬉しかったですが、同時に嫉妬心もありました。「俺も(プロに)いっちゃろう」と確かな目標になりました。何度も対戦した田中瑛斗(柳ケ浦→日本ハム)もプロに行くので励みになります。

 

堅守と俊足が持ち味の廣澤

 

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