主将奮闘記 東九州龍谷高校バレーボール部 忠願寺風来(3年) 【大分県】
2024/04/04
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プレー面での成長も著しい。「ミドルブロッカーとしては大きくはないが、動きがシャープになった。スパンと切れ味の鋭いブロックで相手のスパイクをシャットアウトできる」(相原監督)。さらに4月、中学ナンバーワンスパイカーとして国際大会でも活躍した妹・莉桜が入学した。「いい刺激になる。一緒に成長したい」と妹を支え、自分自身もステップアップを目指す。
練習着に張り付けた目標の言葉に「執念」と書いた。毎年学年が変わる段階で新たな目標を記す東龍の伝統だ。忠願寺はこれまで「人間力」「謙虚さ」と書いてきたが、最終学年となった今年は勝負にこだわる。取材中は一度も「日本一を目指す」との言葉を出さなかったのは、軽々しく口にするものでないとの思いがあったからだ。「昨年、おととしと全国で優勝争いできていない。これまでと同じことをしていては勝てない。自分に対しても人に対しても厳しさが必要だと思う。勝つために何が必要かを本気で考える1年にしたい。それができたときに結果がついてくる」と強い決意を口にした。
切れ味鋭いブロックを得意とする
(柚野真也)