スポーツ少年団駅伝 初出場で初優勝となった女子の三光かけっこ 【大分県】
2023/02/18
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三光かけっこは今大会初出場。「6年生は小さな頃から練習してきて、(出場できるメンバーがそろい)ようやく出場できるとなった時に、コロナ禍で大会が中止になった。今回は全区間6年生とし、一人も欠けることなくスタートラインに立つことを目標にした」と高倉監督が話したように、子どもたちは最初で最後の大会に誰よりも強い気持ちで臨んだ。「優勝しよう」「最後は笑い合おう」を合言葉に、全員で同じ方向を向き、楽しく、ポジティブに練習に取り組んできたという。
その思いが結実し、昨年12月の大分トヨペットカップ、今年1月の第37回中津市スポーツ少年団駅伝交流大会でそれぞれ初出場、初優勝。今大会の優勝も合わせて3冠を達成し、高倉監督は「この3冠が子どもたちにとって、この先の人生で大きな自信になってくれると思う」と目を細めた。
現在、三光かけっこには幼稚園児〜小学6年生の50人ほどが在籍。走るのを楽しみたい子どもは週2回、大会などを目指して頑張りたい子どもは週3回、練習に励んでいる。「活動を通して、何事もマイナスではなくプラスで考え、やりぬく力を身につけてほしい。例えば上り坂でも雨でも、私たちは『逆に頑張れる、ラッキー』と捉えて楽しむ。学年が上の子が下の子の面倒を見るなど、思いやりの心も育っている」(高倉監督)。創設から8年、人間力を育みながら着実に歩みを進めてきたクラブは、今、大きく飛躍しようとしている。
初出場、初優勝となった三光かけっこ
(甲斐理恵)