大分上野丘高校 45年ぶりの花園に向け、収穫多し創部70周年記念試合
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大分上野丘高校ラグビー部は1日、大分市営陸上競技場で創部70周年を祝い福岡県の修猷館高校を招いて記念試合を行った。
この試合は22日から始まる全国高校ラグビー大分県予選に向けての強化試合も兼ねている。結果は7‐39と惨敗したが収穫は多かったようだ。白石欣基監督は、「敵陣にボールを運ぶためのボールの動かし方がうまくいかなかった。悪い部分が明確に浮き出た。大会までに今までやってきたことの精度を高めたい」と話し、「修猷館はレベルの高い福岡でベスト8以上に入るチーム。力があることは分かっていたが、それ以上に文武両道でありながらラグビーに取り組む姿勢を学んだと思う」と選手の意識向上を期待した。
試合後は場所を移し、ラグビー文化のひとつ“アフターマッチファンクション”を開催。両校の現役選手が一堂に会し、食事をしながら試合を振り返り、互いの健闘を称え交流を深めた。
前座の試合では、大分上野丘と大分舞鶴の両校OBによる“伝統の一戦”があった。60代のオールドラガーマンから新卒のフレッシュラガーマンまで幅広い年齢層の選手が集まり、熱戦を繰り広げた。大分上野丘ラグビー部OBの白石監督は運営が忙しく、残念ながら試合に出場できなかったが、「何歳になっても勝負にこだわり、楕円球を追う姿は美しかった。リスペクトできる試合だった」と感銘を受けた様子だった。
45年ぶりの花園を目指す大分上野丘。同校ラグビー部は1947年に旧制大分中学時代に創部し、全国高校ラグビー大会には6回出場している。県内随一の進学校であるため限られた練習時間しか確保できないが、古豪の誇りを胸に、自由な発想と勇気を持って戦う。「自慢のスピード」と「巧妙な駆け引き」という上野丘独自の戦い方で頂点を目指す。これが大分上野丘が目指すべき“ウエノウェイ”なのだ。