ボクシング 中学生ボクサーが全国のリングで勝利を目指す
2022/02/20
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中学生ボクサーが全国大会での飛躍を誓った。1月の「第11回全九州アンダージュニアボクシング選考会」で、中学男子39キロ級の中家翔寿(大在中1年)、同51キロ級の小松大和(日出中2年)が全国大会の出場権を獲得した。二人が所属する「abox Akamine Fitness Boxing Gym」の赤峰大士会長は、「コロナ禍の、練習が制限された中でも頑張った。対人練習ができなかったため、試合勘がないのが心配だったが、二人とも狙い通りの試合ができた」といたわった。
小学生の頃からジムに通う小松は、成長期で身長が伸び、手足が長くなった。これまでのファイタースタイルから相手との距離を置き、カウンターを狙うボクサー型に転向している。中学では体を作るために陸上部に所属し、ジムではカウンターの習得に励む。
現役時代にカウンターを得意とした赤峰会長も、指導に熱が入る。「カウンターは教えてものにできるものではないが、大和は素質がある。リーチが長く、相手との距離とタイミングをつかめば武器になる」と話す。赤峰会長の恩師であるオリンピアンの中村哲明さんは「昭和の牛若丸」と呼ばれ、赤峰会長は「平成の牛若丸」としてプロのリングに立った。小松には「令和の牛若丸」として期待がかかる。小松自身は牛若丸と言われて何のイメージも湧かないようだが、「相手のパンチをもらわずにカウンターで仕留めるのが理想。全国では余裕のある試合をしたい」と話した。
赤峰大士会長がカウンターを指導