バレーボール 東龍の伝統を引き継ぐ飯山エミリの新たな挑戦が始まる

2022/01/14
  • HEADLINE

 2度目の全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)は不完全燃焼で終わった。女子2回戦で敗れた東九州龍谷の飯山エミリ(2年)は「練習してきたブロックができなかった」と悔やんだ。エースにボールを集めた共栄学園(東京)の攻撃を止めることができず、勢いづかせたことを反省した。「マークしていたが止めることができなかった。私が止めなければいけなかった。2度も先輩たちに春の高校バレーに連れてきてもらったのに、日本一になれなくて申し訳ない」

 

 全国大会常連校の東九州龍谷で、1年生の頃から先発メンバーとしてコートに立った飯山は、身長184cm、最高到達点298cmの高さを武器にミドルブロッカーとして活躍する。飯山のポジションは東九州龍谷の核だ。卒業生には日本代表で活躍した岩坂名奈を筆頭に、最近では平山詩嫣、荒木彩花(ともに久光スプリングス)らがトップリーグで活躍しており、いやが応にも比較される。1年の頃から飯山を指導する竹内誠二コーチは「身体能力は彼女たち以上」と話すが、スパイクでは打てるコースの幅や威力、バリエーションが劣り、ブロックでも、相手の攻撃をしとめるブロックポイント、次の攻撃につなげるタッチの数が及ばない。

 

力を出しきれずに終わった春の高校バレー

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ