スター候補生インタビュー(1) サッカー 屋敷優成(大分トリニータU-18/大分東明高校3年)「結果が全て、開幕ゴールを狙う!」
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一昨年に続き、昨年も2種登録選手として高校生ながらJリーグの公式戦に出場した屋敷優成。前線からの献身的な守備とスペースに抜ける飛び出しの速さを武器にプロで通用することを証明した。通常は夏場以降にトップチームへの昇格が決まるが、春先の内定はクラブの期待の現れでもある。「プロである以上は結果が全て」と意識は高く、開幕ゴールで華々しいデビューを飾るつもりだ。
Q:早い時期にトップチームへの昇格が決まりましたが、どんな思いでしたか?
最初に知らせを聞いたときは驚きしかなく、じわじわうれしさが込み上げました。その後、トップチームの練習に参加するようになり、試合にも出させてもらいました。今はプロでやるのは当たり前、まずはチーム内の競争で負けられないという気持ちが強いです。
Q:プロを意識したのはいつから?
中学2、3年の頃だと思います。大分トリニータ--15宇佐からU-18に上がれることが決まって、本気でプロを目指したいとの思いが強くなりました。実際に昨年、おととしとプロの試合に出て、自分の通用する部分、通用しない部分を肌で感じられたのは大きな経験でした。背後を狙う動きや一瞬のスピードは負けていないと思いました。課題は、周りを見て判断を素早くすることやボールをもらう前に考えることが、他の選手より劣っていると感じています。
Q:大分トリニータU-18での思い出は?
高校1年生の半ばから上の年代のプリンスリーグの試合に出て、そのときは通用しなかったですが、気持ちは折れなかった。2年生からスタートメンバーになり、そこからは思うようなプレーができるようになりました。3年生ではトップチームでの活動が多く、後期からU-18に合流して試合に出ました。プロの選手と練習していたので、プレーの落ち着きや余裕が出て、それが結果につながった。ゴールやアシストで結果を残せて、自分としてはいい終わり方ができたと思っています。
Q:屋敷選手がU-18の試合に出るようになって、チームに勢いが出ました。何か意識したことはありますか?
プロで練習したから偉そうにするのではなく、練習から頑張る姿勢を見せました。特に守備では前線から全力でボールを追うことで、他の選手が頑張ろうと思うように率先して汗かき役や泥くさいプレーをしました。それからですかね、チーム全体が1対1で負けない、攻守の切り替えを速くするとか、みんなで戦えるようになりました。
昨季もトップチームの試合に出場した屋敷優成