3年生、夏物語 vol.13 なぎなた チーム力で勝ち取った2冠、次はそれぞれの3冠を目指す大分西

2021/09/21
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 3冠達成は成し遂げられなかったが、それぞれの目標に向かって歩み始めた大分西高校のなぎなた部。キャプテンの足立陽菜は、「最高の仲間がいたから頑張れた。これまでやってきたことは胸を張れるし、自信を持って次の目標に向かいたい」と晴れやかな笑顔で語った。

 

 3月の全国高校選抜大会に続き、8月の全国高校総体の女子団体試合で優勝。春夏の王者となり、秋の国体で史上初の高校3冠にあと一歩と迫ったが、新型コロナウイルス感染症の第5波により国体の開催中止が決まり、夢は途中で終わった。

 「国体優勝に向けて課題も見つかり、気持ちが高まっていたので残念」と話す橋爪千聡は、全国高校総体では個人試合で優勝し、団体試合の決勝トーナメントでは次鋒として4試合全てで勝利し、2冠の立役者となった。無双と呼ぶにふさわしい体さばきで調子を上げていただけに偉業達成の期待が膨らんでいた。複雑な心境を胸にしまい、大学でも競技を続ける。「来年は成年女子で国体に出場して優勝したい」と1年越しの3冠を目標とする。

 

個人、団体で優勝した橋爪千聡

 

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