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全国高校サッカー選手権大会 県予選の組み合わせ決定 第1シードは大分

全国高校サッカー選手権大会 県予選の組み合わせ決定 第1シードは大分

 100回の節目を迎える「全国高校サッカー選手権大会」の県予選の組み合わせが決定した。39校38チーム(大分商業と国際情報は合同)が出場し、全国への出場権を懸けてトーナメントで戦う。

 

 今夏の全国高校総体(インターハイ)に出場した大分が第1シードとなり、初戦は大分商業・国際情報の合同チームと対戦する。キャプテンの前園陽人(3年)は、「どこが相手であろうと関係ない、優勝を目指すだけ。インターハイでは失点が多かったので、守備の意識が強くなった。そこは継続して県予選に生かしたい。個人としては試合を決めるゴールやアシストでチームの勝利に貢献したい」と活躍を誓った。

 

 第2シードの鶴崎工業の初戦は前大会優勝の日本文理大学付属で、大会序盤屈指の好カードとなる。新チームとなり県高校新人大会、県高校総体の2大会で準優勝の鶴崎工業は、「あと一歩で優勝を逃した悔しさがある」とキャプテンの瀬戸口智哉(同)。夏休みは守備強化に力を注ぎ、粘り強さが備わりつつある。「全試合無失点で優勝」を掲げる。

 

県高校総体に続き、優勝を目指す大分のキャプテン・前園陽人

 

 最も厳しいパートとなったのが第3シードの大分鶴崎。高円宮杯JFA U-18サッカーリーグ2021 OFAリーグ1部の大分工業、東明、上野丘など強豪同士のつぶし合いが増えそう。首藤謙二監督は「上位10校のレベルは変わらない。どこが勝っても不思議ではない」と分析。「3年生の多くが引退して1、2年生主体のチームとなるが、この夏で底上げできた。一戦一戦を大事に戦うだけ」と強調した。

 

 OFAリーグ2部ながら県高校総体で4強入りし、第4シードを手にした中津東は虎視眈々(たんたん)と頂点を狙う。リーグ戦では圧倒的な攻撃力で首位を独走する。キャプテンの村本輝(同)は、「いい雰囲気で練習も試合もできている。全体のコミュニケーション能力が高く、一体感がある」と手応えを感じている。目標は7年ぶりの全国選手権の出場となる。「まずは初戦で勝つことに集中して、1試合ごとに成長したい」と気を引き締めた。

 

 1回戦は10月16日から佐伯市総合運動公園人工芝グラウンドなどであり、決勝は11月14日に大分市の昭和電工ドーム大分で行う。

 

第4シードとなった中津東のキャプテン・村本輝

 

 

(柚野真也)

大会結果