バスケットボール女子 序盤のリードを守り切った大分が優勝

2021/04/14
  • HEADLINE

 試合の立ちあがりでつまずいた明豊は、前半を終えて17点差と大きく引き離された。「準決勝の藤蔭戦で思わぬ大差で勝利し、少しだけ気が抜けたのは否めない」(杉山真裕実監督)が、後半に立て直した。「前半は相手のリズムに合わせてしまったので、自分たちのタイミングでシュートを打つように心掛けた」と金丸瑞稀(3年)。高確率でシュートが決まり、徐々に点差を詰めていくと、第4Qで金丸の3点シュートが決まり1点差まで追い詰めた。しかし、ここから一気にギアを上げた相手に追いつく体力はなかった。結果的には15点差で敗戦したが、スコアほど実力差はなかった。「ミスを減らして総体ではリベンジしたい」(金丸)と話す言葉に力が入る。

 

 優勝した大分、準優勝の明豊、シード決定戦勝者の藤蔭は南九州四県対抗バスケットボール選手権大会への出場を決めた。今大会で得た課題と収穫を5月末から始まる県高校総体に向けたチーム再構築の糧とする。全国高校選手権大会(ウインターカップ)でベスト16となった中津北を含め、女子は混戦が予想される。

 

確かな手応えを手にした明豊

 

 

(柚野真也)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ