マネージャー戦記 少しでも戦力になりたい 西原舞七(鶴崎工業高校サッカー部2年)

2021/02/28
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 試合前のアップでベンチ前に飛び込んだボールを足元でピタリとトラップし、事もなげに選手に蹴り返す。その所作を見ただけで彼女がサッカー経験者だと分かる。鶴崎工業高校サッカー部の西原舞七は選手のサポートだけでなく、スカウティング(対戦相手の分析)もする“マルチ”マネージャーとしてチームを支えている。

 

Q:ボールを蹴る、止める、身のこなしが選手のようですが、サッカーの経験があるのですか?

 小学4年生の頃から中学までサッカーをしていました。高校も県外で本格的にサッカーを続けようと思っていたのですが、腰のけがで諦めるしかなく、高校では選手を支える側でサッカーに携わろうと思いマネージャーになりました。この決断に至るまではすごく悩んで、母に相談しては泣いてを繰り返しました。

 

Q:今でもサッカーをしたいと思うのでは?

 もちろんあります。入学当初は体がウズウズして、誰よりも率先してボール拾いをしていました。今でも月に1、2度、クラブチームでサッカーをしているし、いつか現役復帰したいと考えています。

 

Q:通常のマネージャー業務以外に、スコア記入だけでなくスカウティングに携わっていると聞きました。

 サッカーを観るのも好きで、それが高じてというか、対戦相手のフォーメーションやストロングポイント、ウイークポイントなど自分が気づいたことをサッカーノートにまとめて、監督に提出しています。少しでもチームの役に立てたらうれしいです。

 

縁の下でチームを支えるマネージャー西原舞七

 

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