年男インタビュー② 大分三好ヴァイセアドラー 大卒ルーキー3人組が起爆剤となる
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開幕戦でチーム最多の12得点を記録した古賀は、外国籍選手とポジション争いをしながら成長している。体の線は細いが、左腕が振り下ろす鋭角のスパイクは強烈。好不調の波はあるがチームのアクセントとなっている。「チャンスはもらえているので、試合に出たときは持てる力を最大限に出して勝利に貢献したい。ブロックが高く、抜けてもレシーブされるトップリーグのレベルの高さに戸惑ったが、今はいかにスパイクをコントロールできるか精度にこだわっている」。与えられた場面で自分の仕事を全うできるように準備に余念がない。
鋭角なスパイクが持ち味の古賀
3人の中で最もインパクトを残している山田は、ピンチサーバー、レシーバーとしての出場が多いが、大きな手応えをつかんでいる。「大分に来てからずっと強化してきたレシーブの成功率が上がっている。サーブもスパイクも通用している」。175㌢の小兵だが際立った運動神経で地をはうような姿勢からの果敢なレシーブを可能にし、ごう音とともに白球を押し出すジャンピングサーブと対空時間の長いバックアタックで得点を重ねる。(開催が中止となった)オールスターゲームの出場選手を決めるファン投票の中間発表でランクインするなど注目を集めている。「僕は新人だし自分のプレーを出すことを考えたい。イケイケな感じでやればチームに勢いがつくと思っている」。怖いもの知らずは新人の特権、ヒーローになることを常に考えているという。
積極的なプレーで注目を集める山田
三者三様、表現こそ違うがチームの勝利を願う思いは同じ。才能に疑いの余地はなく、試合に出ることで成長している。小川貴史監督は「若い選手が開幕から試合に出ていることで、チームにいい刺激を与えている」と話す。ルーキー3人組の活躍で、大分三好ヴァイセアドラーの反撃が始まる。
(柚野真也)