大分中学女子バスケ部 勝負強さのある4代目、高校で雪辱誓う

2020/05/30
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 緒方は「全中(全国中学体育大会)での優勝が目標だったので正直悔しい。今は別の大会があると信じて気持ちを切り替えている。日本一の目標は高校で果たしたい」と新たに目標を設定し、吉岡彩(3年)も「みんな頑張っていたので悲しいけど、高校でもバスケを続けるので今できることを一生懸命したい」と話した。楠本監督は選手の思いをくみ取り、「全国クラブ選手権があると信じたいし、なければ九州の仲間が集まって、3年生の区切りの大会を開催したい」と動いている。

 

 バスケットボールは陸上などと違って、タイムなどの数字だけでは選手の力量を測れない。楠本監督は「この時期は伸びしろがあり、それを見定められないのは指導者としても残念。3年生のほとんどが高校でも競技を続けるため、これまで築き上げたものに、全中にいけなかった悔しさを加え、次のステップのモチベーションにできればと思う」と話した。

 

「高校で日本一を目指す」と語った緒方梨乃(右)と吉岡彩

 

 

(柚野真也)

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