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6/30 MON 2025

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バスケがしたいです 大分市のバスケコートが人気 

バスケがしたいです 大分市のバスケコートが人気 

 新型コロナウイルス感染拡大で、スポーツイベントも次々と中止や延期となっている。ウイルス対策のために学校が休みになって、家のなかで過ごす時間は多いが、室内でのトレーニングだけでなく、感染リスクの低い公園のような広い空間で体を動かす子どもは増えている。大分市六坊北町の「線路敷ボードウォーク広場」には、バスケットコートがある。バスケットゴールが2基設置されており、3×3やシュート、ドリブルを練習する子どもが絶えない。

 

 今月卒業式を終えた中学3年生の女子4人組は、久しぶりの練習で汗を流していた。休校になって以降、家の近くの土手を走って高校での部活動に備えていたという今井陽菜乃さん(上野ケ丘中3年)。「バスケをしたくてもできる場所がない」ともどかしい毎日を過ごしていたが、友人の渡辺亜衣さん(大分中学3年)に誘われて、線路敷ボードウォーク広場を訪れた。

 

バスケットボールを楽しむ仲良し4人組

 

 そこでは多くのバスケットボール好きが集まり、思い思いにシュートを打ち、1対1など練習する環境があった。渡辺さんはチームメートの岐津桜華さん、梶西未知さんと共に大分高校に進学し、バスケットボールを続ける。学校が臨時休校になり、部活動が休止してから線路敷ボードウォーク広場で練習するようになった。梶西さんは「バスケはリングがないと練習できないので、この場所があって良かった」と話し、岐津さんは「高校の練習に参加したときにアピールできるように、シュートの感覚など落としたくなかったし、体力を維持したい」と練習にも熱が入る。

 

 ここには彼女たちの他に、小学生や高校生のバスケ好きが集まり練習している。県内にはバスケットゴールが設置されている公園がほとんどなく、線路敷ボードウォーク広場はにわかにバスケの聖地となりつつあるようだ。

 

部活動の再開を待ち望む

 

 

(柚野真也)

大会結果

2023年度