年男インタビュー 長谷川雄志(大分トリニータ)「チームに欠かせない存在になる」

2020/01/05
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 2020年はスポーツの祭典・オリンピックイヤー。今年を正念場と位置付ける年男アスリートに新年の抱負などを語ってもらった。第1回は大分トリニータの長谷川雄志。決して有名ではなかった大卒新人は、ルヴァン杯で結果を出し、リーグ戦でチャンスを勝ち取った。今年は先発定着が目標となる。

 

 

Q:昨年は大卒新人ながらリーグ戦19試合に出場しました。長谷川選手にとって、どんな1年でしたか?

 とにかく楽しかった。J1とか、プロ1年目とか関係なく楽しめました。もっと試合に出たかったというのが率直な感想です。今までテレビで見ていたような選手と試合ができ、ある程度の手応えと課題を見つけることができました。具体的には、得意のフィード(攻撃陣へのパス)とフィジカルは通用するのかなと感じました。課題は判断のスピードです。

 

Q:プロ1年目ですが、大卒新人は即戦力としてチームの期待も大きかったと思います。プレッシャーはなかったですか?

 大学が強豪校ではないので誰だ?と思われていたと思います。チームにすぐには馴染めなかったけど、試合に出場するようになって認められた感じはあります。毎日が試合に出るための選考会のような緊張感は、今までに感じたことのないものでした。試合に出ても、いいプレーができなかったらすぐにベンチ外になるし、見えないプレッシャーにストレスを感じたこともありました。ただ、毎日サッカーだけを考えて生活できる環境はありがたかったし、自分にベクトルを向けることでネガティブになっても仕方ないと思えるようになり、楽しめるようになりました。

 

Q:順調な1年だったと思いますが、壁に当たるようなことはありましたか?

 プレー強度が足りないと指摘され、試合に出られなかった夏場に壁にぶち当たりました。何が自分に足りないか、もう一度見つめ直し、プレーの判断、速さを意識しました。それと基本であるボールを止める、蹴るを大事にするようになってから、また試合に出られるようになりました。やはり基本が大事なんだと気付かされました。

 

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