2020注目選手  仁部屋和弘(バサジィ大分)「アジアNo.1選手になる準備はできている」

2019/12/29
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 今季は充実したシーズンを終えようとしている。バサジィ大分の仁部屋和弘は、「今年はプレーオフ進出をチームの目標としてきた。(リーグ戦4試合を残して)結果を出せたことは良かった」と振り返る。チーム始動から動きが良く、「今季の仁部屋は注目してほしい」と伊藤雅範監督はエースに全幅の信頼を寄せていた。

 

 「以前から持っていた力を発揮したに過ぎない」と本人は言うが、いずれにせよ、仁部屋の活躍は特筆すべきものだった。開幕戦で2得点を挙げ、チームに6連勝の勢いをもたらした。ここまで29試合に出場し日本人トップタイの20得点を記録する。得点数もさることながら、観客を魅了するテクニックも存分に発揮している。不意を突くタイミングでのパスや難しい局面で見せる高い決定力、相手をあざ笑うかのような卓越した足技は見ていて痛快だ。

 

 こうした活躍を見せる仁部屋に、日本代表監督のブルーノ・ガルシア監督は、「まずはアジアNo.1選手であることを証明してほしい」と注文。来年2月にあるワールドカップアジア予選を兼ねたAFCフットサル選手権トルクメニスタン2020で日本代表を優勝に導くだけでなく、絶対的エースとしてチームが窮地に追い込まれたときに“違いを出せる選手”になることを望んでいる。仁部屋は「アジアNo.1選手になるために計画的に体をつくっているし、成長できている実感もある。することは変わらないし、気持ちも安定しているし一喜一憂することもない。毎日が勝負という思いで、集中して練習ができている」と話す。

 

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