ウインターカップ県予選特集2019 バスケットボール女子②体力強化で全水準をあげ2次予選に挑む大分雄城台
2019/08/22
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7月27、28日に行われた全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)の県1次予選で勝ち上がった注目校を紹介する。女子の2回目は大分雄城台。
県高校総体では初戦で敗退。その後、3年生1人だけが残り、ほぼ新チームとして挑んだ今大会では、苦戦しながらも要所で持ち味を発揮し、2次予選進出を決めた。昨年から外部コーチとして指導している藤竿翔太コーチは「オフェンスもディフェンスもチームとしてはまだまだ未完成なので、今日はまずディフェンス重視で挑んだ。一丸となってリングを守ろうという気持ちを前面に出してくれた」と振り返った。特に、ベンチからの声援が大きな力になったのではないかと振り返る。互いを鼓舞しながら一体となって戦う姿が印象的だった。
攻撃では中心となったのが唯一の3年生である和哥山彩奈。相手ペースにのまれそうな場面でも冷静な判断でチームメートを落ち着かせ、丁寧に得点を重ねた。さらに、急成長を見せているのが藤原花帆(1年)。ゴール下への果敢なアタックや、リバウンドに飛び込む懸命な姿勢で流れを引き寄せた。藤原について「身長は160㌢に満たないが身体能力が高く、指導したことを体現できる能力を持っている。これからチームの中心になりえる存在」と藤竿コーチも期待を寄せている。
今後の課題は「組織的なバスケ」の確立。試合ではシュートを打たされて外す場面も多かったが、スクリーンプレーなどボールのない場所での動きがきちんと機能し、うまくノーマークの状態をつくれるようになれば、得点力も伸びてくるだろう。
攻撃の中心となった和哥山彩奈