由布高校射撃部 成功体験を積み重ね化ける!

2018/02/04
  • クラブ・部活訪問

 昨年12月の県高校新人大会で男女共に7年連続7回目の優勝を果たした由布高校射撃部。その後の九州高校ライフル射撃新人大会でも男子は総合2連覇を達成した。個人では男女合わせて金メダル2個、銀メダル1個を手に入れ、男子3人、女子2人が全国選抜大会へ駒を進めた。

 

 年齢、男女差がない射撃は誰もが楽しめる生涯スポーツだが、非常に繊細な競技でもある。例えば、試合では鼓動の高鳴りさえ銃口に伝わり、手元を大きく狂わせる。野畑卓宏監督の言葉を借りれば、“メンタルが90%のスポーツ”。精神的プレッシャーを跳ね除けた者だけが勝利を掴むことができる。

 そのために重要なのは場数を踏むこと。「練習を重ね、何度も大会に出場するようになると選手たちは目に見えて成長する」と野畑監督。今回全国への切符を手にした西山彩佳(2年)のように、成功体験を積み重ね“化ける”選手も多い。

 

 現在部員は男子24人、女子8人。練習は学校の近くにある県立庄内屋内競技場で行われる。設備が限られているため、実際に銃を持てるのは平日であれば一人1時間から1時間半、休日は2時間ほど。短時間でより高い練習効果を得るために、選手たちは精神を研ぎ澄まして的に向かう。休日は練習が終わった後、自主練に励む姿も見られる。

 

射撃はメンタルが90%のスポーツ

 

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