福徳学院高校女子テニス部 全国強豪校へ着実に歩を進める
2017/12/18
- クラブ・部活訪問
毎日の練習は3面のコートを使い、球出しによるメニューとラリー系のメニューでフォームをチェックし、ストローク、フットワークを身に付ける。心拍数を上げ、スタミナ強化を図る「振り回し」の時間が他のメニューに比べて多いが、「特別なことは何もしていない」と曜日監督は話す。ただ、こまめに休憩を挟み、その間に選手同士がディスカッションして、互いの長所、短所を指摘する場面が見られた。それは“チームのために何ができるか”を考えてのことであり、互いを高め合うために何ができるかを思っての行動だ。
インターハイが終わり、新チームになってからは週末に中・四国、関西遠征に行くことが多くなった。昨年までは九州内の遠征が多かったが、「これまでと違う強豪校と試合をすることで多くの刺激を受けた。経験を積めたし、練習に対する取り組みも学べた」と中島。時には大学生と試合をすることもあり、多くの刺激を得たことが、練習の質を高めているようだ。
全国大会常連校から強豪校へステップアップが目標となる。曜日監督は「そんなに簡単ではない」と首を振る。「まずは県大会で。県総体で10年連続を目指す。そこから全国で確実に勝てる選手を育てたい」。一歩ずつ確実に歩を進める。
練習からチームのために何ができるかを考えて行動する
(柚野真也)