平川巧（１年）はeスポーツが専業の１人。シューティングゲーム「フォートナイト」を得意とする選手で、オンラインで全国各地の選手と戦い、瞬時の判断と機敏な操作を会得中。「これまでやったことのないゲームに挑戦しているが、やはり経験、場数を重ねた人が強い。大会のレベルは急激に上がっている」と話す。今年１月の全国高校eスポーツ選手権に出場し、今後も大きな大会に出場して腕を磨く。

　リアルスポーツと比べ認知度は低いが、海外には億単位の賞金を稼ぐプロ選手がおり、2018年のジャカルタ夏季アジア大会では公開競技となった。安東顧問は「eスポーツは、年齢、性別、言語、国籍などさまざまな壁を越え、スポーツが苦手な人でも楽しめる。大会に出て、結果を出して大分県内にeスポーツを根付かせたい」と話す。

互いに教え合い、切磋琢磨する

（柚野真也）