日本文理大学付属eスポーツクラブ 全国大会に出場し、勝負にこだわる

2020/01/22
  • クラブ・部活訪問

 世界的に広がるゲーム対戦競技「eスポーツ」が注目を集めている。昨秋の茨城国体でサッカーゲームの「eFootball ウイニングイレブン2020」に出場したのが日本文理大学付属高校サッカー部の3人だ。同校では腕に覚えのある生徒が集まり、愛好会「eスポーツクラブ」を立ち上げた。今度もeスポーツ大会出場を目指す。

 

 現在、eスポーツクラブには前述のサッカー部と兼務する3人を含め2年生5人、1年生3人が在籍しており、放課後の教室で練習している。顧問の安東慎一郎教諭は、「国体に出場して以降、注目されている。生徒は大会に向けて各自で練習したり、教え合ったりしている。節度を守って昼夜逆転しないように指導しているが、勝負ごとなので勝たなければ面白くない。ゲーム好きの潜在人口は多いので、誰でも気軽に入部できる環境を整えたい」と話す。

 

 茨城国体に出場した長光響(2年)は「ゲームは小学生の頃から好きだった。昨年の夏過ぎに国体でeスポーツの大会があると聞いて出場したら、県予選で優勝した。本戦では会場に集まった人の多さに緊張して、思うように力を発揮できなかった」と、全国的なeスポーツの盛り上がりに驚いた。普段はサッカー部の練習が最優先で、オフや練習後の時間を活用して、ゲーム練習する。ユーチューブでサッカーのスーパーゴール集を見て、リアルなサッカーとゲームでイメージを膨らませる。今後も二刀流を続け、2年連続国体出場を目指す。

 

全国大会出場を目指すeスポーツクラブ

 

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