県高校野球選手権 投手陣でつかんだ優勝 柳ケ浦、接戦制し夏へ弾み 【大分県】
野球
全国高校野球県予選抽選会 組み合わせ決定 7月7日に開幕
令和初となる夏の甲子園の出場権をかけた大分大会の組み合わせ抽選会が19日、大分市の県教育会館であり、出場45校44チームの対戦相手が決まった。開会式は7月7日。選手宣誓は佐伯鶴城の池田和樹主将(3年)、開幕戦は杵築対日田三隈となった。
抽選会はノーシードの36チームのくじ引きで始まり、第3シードの大分工業、情報科学、三重総合、中津東の4校が続き、第2シードの明豊、津久見、最後に第1シードの大分、春の県選手権を制した日本文理大付属が番号札を引いた。
春のセンバツに初出場した大分の足立駿主将(3年)は「全国レベルを経験し、練習の基準が上がり、いい雰囲気でできている。夏の大会も打たないと勝てない。投手はエースの長尾凌我(3年)以外の2番手、3番手が調子良く、厚みを増している」と話し、戦列に復帰した自身については「練習できない期間があったことで周囲を見渡せることができるようになった。センバツに出たことで対戦相手のマークは厳しくなるが、僕たちはチャレンジャー。(新チームになり)県大会では一度も優勝していなので、今度こそはという思い。最高の状態で臨める」と自信を口にした。
センバツに続き甲子園出場を目指す大分の足立駿主将
4月の県選手権で優勝し、勢いのある日本文理大学付属の我喜屋隆乃介主将(3年)は「対戦相手が決まれば分析、対策を練りたい。4月の優勝で選手はみんな自信がついている」と静かに語った。初戦は日出総合と大分国際情報の勝者と対戦する。
古豪復活を目指す津久見は、大会7日目の第1試合に登場する。近藤龍美主将(3年)は「平成では甲子園に出ることができなかったが、令和では津久見の名を全国に広めたい」と気合十分だった。
春のセンバツでベスト4となった明豊は、今大会も優勝候補の筆頭だ。自慢の打線は好調で、今年のチームは例年になく投手陣が充実している。表悠斗主将(3年)は「どこが相手でも自分たちのやってきたことをやるだけ。今年のチームは投手陣が揃っているので大量失点しない。攻撃では1点でも取りたい。いろんな対策を練られると思うが、対応力を磨いてきた。目標は優勝して、甲子園で戦える資格を取りたい」と試合が待ち通しそうだった。
開会式は7月7日午前11時55分から、決勝は24日午前10時からいずれも別大興産スタジアムで予定されている。
(柚野真也)