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トリニータ 高木駿インタビュー「成長の手応え感じる」

トリニータ 高木駿インタビュー「成長の手応え感じる」

大分トリニータは26日、ホームの昭和電工ドーム大分で川崎フロンターレと対戦する。GK高木駿にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は24日付朝刊に掲載)

 

 フィールドプレーヤー顔負けのキックの精度を誇り、攻撃の起点としてチームメートからの信頼も厚い高木駿選手。今節の相手である川崎Fはプロ生活を始めた時のチームだ。「お世話になった中村憲剛さんやA代表の大島僚太選手などとの対戦が楽しみ」。来月のファン感謝デーでのパフォーマンスを尋ねると「期待してください!」と力強く応えた。

 

 ―先日の清水戦、試合後のロッカールームでは片野坂知宏監督から厳しい言葉があったそうですね。

監督から言われた通りで、本当にこういう戦い方をしていたらダメだろうと強く感じました。そんな中でもハーフタイムで気持ちを切り替え、(後半へ)うまく入って得点し、勝ち点1を拾えたことは良かったと思っています。

 

―(高木選手が)DFラインまで上がると、フィールドプレーヤーが1人増えることになります。

僕が上がれば味方選手との距離が縮まり、その分、パスがつながりやすくなりますし、攻撃の起点も高くなります。自分たちがボールを持っていればシュートを打たれることはないので(ゴールを空ける)怖さもないです。最近はノリ(鈴木義宜選手)を中心に、守備陣たちがしっかりやってくれるし、ゴール前がピンチの時は個々の判断で勝手に動いてくれるのですごく助かっています。

 

―7戦負けなし。特に守備に関しては7失点(リーグ2位)という結果が証明していますね。

去年1年間、試合に出たことで自信がつき、J1の舞台で(その自信を)ぶつけて楽しめれば、きっといいプレーができるだろうと思ってやってきました。とにかく今シーズンは「J1の舞台を楽しもう」ということを念頭に、毎日かなり体を追い込んでいます。きついトレーニングをやっているからこそ体もよく動くしパワーもついてきて、成長している手応えを感じています。

 

―5月15日、吉坂圭介GKコーチの誕生日には水を掛けて派手に祝っていましたが、逆襲されたのでは?

試合前だったので大丈夫でしたが、これからあるかもしれません(笑)。

 

―次の対戦相手は古巣の川崎Fです。意気込みを教えてください。

今は“楽しみ”しかありません。誰もが知っている2連覇のチャンピオンチームだし、全員がうまくてレベルが高い。誰が出てもチーム力が落ちないし、本当に強い。そういうチームと戦える喜びもあるし、今の自分の姿を見てもらいたいという思いもあります。とにかく試合の入りから最後まで集中力を切らさず、たぶん守備の時間帯が多くなるでしょうが、自分たちのボールになったら失わないよう、少ないチャンスを決めきることが大事だと思っています。僕たちがもっともっと楽しい試合をして、多くのお客さんを呼び込みたいです。

(小野郁)

=プレー写真は大分トリニータ提供=

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