バサジィ大分 つかんだ初勝利 走って守って決めた 【大分県】
フットサル
バサジィ・フットサル F1開幕間近、白方キャプテンにインタビュー
5月26日、日本フットサル界のトップリーグ「F1」が開幕する。12チームによる3回戦総当たりのリーグ戦。“33分の1”とはいえ、やはり開幕戦の持つ重みは他の試合とは異なる。Fリーグ設立から13シーズン、初年度からコートに立ち続けるバサジィ大分の新キャプテン白方秀和に今シーズンに懸ける思いを聞いた。
Q:開幕への準備は順調ですか?
リーグ戦前にあったオーシャンカップでは3回戦負け。自信があっただけにショックでしたが、選手みんな気持ちを切り替えて、開幕戦に標準を合わせることができています。今季は新しいメンバーが5人入り、練習から競争ができています。外国人選手もけがから復帰し、誰がコートに立っても最高の戦力で戦えると思います。
Q:新加入選手の状況は?
今季は伊藤(雅範)監督のチームコンセプトに合った選手を獲得したと聞いています。他チームで主力だった選手たちであり、特徴のある選手ばかりなので既存のメンバーも理解しやすい。早い段階でかみ合うはずです。
Q:彼らが加わったことでの変化は?
各ポジションで競争があり、練習で結果を出した選手が試合に出ることができると監督も話していました。昨シーズン以上にメンバー争いは激しくなっています。昨シーズンはカウンター主体でしたが、これまでと異なる(芝野)創太、小門(勇太)らピヴォ(最前線のポジション)が入り、ポストプレーができるようになったので定位置からの攻撃パターンも増えました。
練習の雰囲気はよく、開幕戦が楽しみだ
Q:先ほど話に出たオーシャンカップですが、敗戦した立川・府中アスレティックFCと開幕戦で再戦します。どんな試合になりそうですか?
あの試合の前まではF1のチームとトレーニングマッチをしていなかったこともあり、スピード感に慣れていなかったという要因がありました。負けたので言い訳にしかなりませんが、そのあたりは改善されたし、個人のミスから連続失点したことも改善できるものです。試合での借りは試合でしか返せない。この時期は内容より結果にこだわりたい。府中、フウガドールすみだ、名古屋オーシャンズの強豪との3連戦をいい形で乗り切れば、昨シーズンのように開幕ダッシュできると思います。
Q:今季のチームの見どころは?
伊藤監督からはチームが始動してすぐに“地獄の山道トレーニング”があると聞いており、みんな体をある程度つくっていたので仕上がりは順調です。粘度の高い守りと強度の高いプレー。アグレッシブなフットサルを見てほしいです。
Q:人生初のキャプテンとなっての新シーズン。今季の意気込みを聞かせてください。
4月初旬に伊藤監督にキャプテンを任命されました。少し考えましたが、自分自身が成長できるチャンスと思ったし、皆さんに強いバサジィを見せるために先頭に立ちたいとも思いました。「俺についてこい!」というタイプではないですが、自分なりにチームがプラスになることをやっていきたい。僕は目立たなくてもいいのでチームがいい方向に向けばいい。ここ数年で一番楽しみなシーズンであり、チームの目標であるプレーオフ進出を達成したいです。
今季からキャプテンとなった白方秀和
(柚野真也)