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バサジィ・フットサル 新体制を発表「勝点65、プレーオフ進出を目指す」

バサジィ・フットサル 新体制を発表「勝点65、プレーオフ進出を目指す」

 バサジィ大分は8日、2019/2020シーズンに向けて新体制発表会見を大分市内で開いた。チームはすでに始動しており、今季は新加入選手5人を含む14人で26日の開幕戦を迎えることになる。

 新シーズンのチームスローガンは「Vasaism〜超戦〜」。チームを運営する大分スポーツプロジェクトの二階堂雅士社長は、「全てにおいて超えていく強い気持ちで戦う」と説明し、今季の目標であるプレーオフ進出に向けて「勝利にこだわった戦いをすること」をポイントに挙げた。

 

 就任2年目となる伊藤雅範監督は、「言い訳できない布陣をそろえてくれた。強い覚悟を持って、勝つことに執着したい。昨季のスタイルを踏襲し、選手が持ち味を発揮できるフットサルを目指す」と意気込みを語った。

 チーム始動から1カ月弱、走り込みを中心に1シーズン戦える体づくりを優先した。最初の2週間で150㌔を越える距離を走り、その後は戦術を落とし込んでいる。伊藤監督は「(選手の動きを見て)特別なやる気を感じた。全員がポジティブ。誰が先発で出てもおかしくない。開幕戦がピークになるのではなく、徐々にコンディションを上げ、選手の組み合わせを考えたい」と、先はまだまだ長いと言わんばかりに振り返った。

 

「今季は勝つことに執着したい」と語った伊藤雅範監督

 

 その視線の先には、ひとつの明確なビジョンがあるようだ。指揮官は今季の目標について聞かれると「プレーオフ進出のために勝点65を目指したい。昨季の勝点48(13勝9分11敗)から5勝2分でプラス17を加えればいい」と明確な数値を示した。昨季は引き分けが6試合あり、1点差負けが6試合あった。今季は1点にこだわり、引き分けた試合を勝ち試合に、負けた試合を引き分けに変換する算段だ。

 今回の補強は、伊藤監督の要望に応えた形となり両ゴール前での決定力に重きを置き、日本代表GKの矢沢大夢やピヴォ(FW)の芝野創太ら実力者が加わった。

 

 新キャプテンの白方秀和は、「人生初のキャプテン。自分自身が成長するチャンス。練習から競争意識が高まっている。あとは結果を残すだけ。強いバサジィを見せたい」と開幕が待ち遠しそうだった。

 

会見に先立ち必勝祈願が行われた

 

(柚野真也)