
県高校総体 バレーボール男子 仲間との絆で栄冠をつかんだ大分南 【大分県】
バレー
ようやく陣容が整いつつある。4年目のバサジィ大分6人制女子バレーボール部は6人の新部員を迎え、過去最大の15人体制となった。徳丸善基監督は「チームを強化するためには競争は必至」と歓迎する。
これまで懸念材料の一つだった選手層。6人制女子バレーボールの社会人クラブチームが少ない県内で、「本気でバレーを続けたい人の受け皿になる」(徳丸監督)と地道に普及活動を続けた。転機となったのが昨年末にあった県6人制総合選手権大会での初優勝。「社会人でもバレーを真剣に取り組んでいる姿、バレーの楽しさを伝えたかった」とキャプテンの亀井亜由美。勝つことで認知されたこともあるが、ひたむきにボールを追う姿が見る者の心を打った。
優勝したチームは、オフを挟み、1月中旬から始動した。徳丸監督は原点回帰を掲げ、「バサジィのスタイルはオープンバレー。高いトスを打つ。正確にセッターにレシーブを返す。この二つを徹底した」。高校までコンビバレー、高速バレーに馴染んだ新加入選手にとって、新たな挑戦であり、既存メンバーにとっては再確認の作業が続く。
チーム内競争で強化を図る徳丸善基監督
3年間で築き上げたメンバー構成を白紙に戻し、ポジションや組み合わせを再構築している。「新加入の選手がうちのスタイルにフィットするまでに時間はかかるが、ポジションによっては5月の大会から使えそうな選手もいる」と徳丸監督。練習試合でいくつものパターンを試し、選手を見極めている。当面の目標は5月の天皇杯・皇后杯全日本選手権大会九州クラブブロック予選で九州ブロックラウンド出場権を得ること。
新加入の選手は前所属先でも中心選手だった。滞在能力は高く、早い段階で戦術理解を深めることができるかがチームの底上げにつながる。彼女らがフィットすれば、チームは大きく生まれ変わるだろう。
新戦力が加わり、練習が活気付く
(柚野真也)
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