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全国女子選抜フットサル大会 精鋭ぞろいの県選抜が決勝ラウンド進出を狙う

全国女子選抜フットサル大会 精鋭ぞろいの県選抜が決勝ラウンド進出を狙う

 全国9地域で予選を勝ち抜いた都道府県選抜10チームと日本女子選抜、開催地枠で出場する大分県選抜の12チームが出場するトリムカップ第11回全国女子選抜フットサル大会。15日から3日間、別府市のべっぷアリーナとビーコンプラザの2会場で開催される。

 

 第3回大会で準優勝した実績がある大分県選抜は、決勝ラウンド進出を目指す。野村哲也監督は「年々レベルが上がっているが開催県の意地を見せたい。ロースコアに持ち込んで逃げ切るのは県選抜の勝ちパターン」と青写真を描く。

 

 県選抜は中学生から社会人までを招集し、昨年11月からチーム作りが始まった。九州リーグを戦うカティオーラALTYの選手が中心となるが、野村監督は「得点力不足を解消するためにフィジカルが強く、動き回って相手を翻弄する選手を加えた。チームにいいスパイスが加わる」と、12月から県フットサルトレセンや柳ケ浦高校女子サッカー部の選手を加え強化した。

 

決勝ラウンドを狙う県選抜のメンバー

 

 

 精鋭が顔をそろえる中、注目したいのが斉藤結(カティオーラALTY、別府鶴見丘高1年)。前大会は日本女子選抜の一員として参加した有望株だ。「速くて運動量があり、攻撃力のある選手」と野村監督。球際で競り負けず、持ち味の突破力に加え、決定力にも磨きがかかる。本人も主軸としての自覚を持ち、「勢いのあるプレーでチームを勝利に導きたい。個人としては得点王を狙いたい」と今大会に懸ける強い思いを口にした。

 

 サッカーを本職とする加藤明星(柳ケ浦高1年)も面白い存在。足元の技術が高く、ゴール感覚に優れ、強気なメンタリティーを兼備する点取り屋だ。「サッカーよりボールに触れる回数が多いフットサルは面白い。どれだけ通用するか楽しみ。得点に絡むプレーをしたい」と試合が待ち遠しそうだ。

 

 他にもチーム最年少の中学1年・吉野遥菜(カティオーラALTY)ら大会期間中に急成長しそうな選手もいる。選手それぞれが良い距離感を保ち、流動性のある動きで相手を揺さぶりゴールをこじ開けたい。ホームの利を生かし、地元の声援を味方にして初戦の北海道選抜戦でひと叩きできれば、追い風に乗れるはずだ。

 

チームの主軸を担う斉藤結