
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
サッカー
KYFA九州U-12サッカー大会県予選を兼ねた第50回県少年サッカー大会の決勝が10日、大分市のだいぎんサッカー・ラグビー場であり、FCアリアーレとブルーウイングフットボールクラブが激突。序盤にリードしたブルーウイングが、アリアーレの猛追を振り切り、優勝した。両チームは3月9日から大分市で開催される九州大会に出場する。
ゴールラッシュの口火を切ったのは、ブルーウイングの佐藤秀哉(6年)の一撃だった。前半13分に相手DFの後ろのスペースに抜け、落ち着いてシュートを決めた。先制点で勢いに乗ったブルーウイングはその5分後、またも佐藤が空いたスペースに抜け、GKをかわし2点目を奪った。「体格差のあるチームに対し、足元のパスワークと選手それぞれの距離感が良かった」と栗牧翔一監督。2点リードで折り返し、「気を緩めるな。集中して追加点を奪いにいこう」と仲間に呼び掛け、ピッチに立ったキャプテンの南創太(6年)が貴重な3点目を奪う。後半2分、ドリブルで抜け出し3-0としたブルーウイングが試合の主導権を握っていく。
点の奪い合いとなった決勝戦
しかし、アリアーレもこのままでは終わらない。最終ラインにいた矢野想翔(6年)を前線に上げ、シンプルに裏を狙う攻撃でリズムを取り戻していく。後半12分に森下柊飛(6年)が1点を返し、同15分にPKを獲得し1点差まで詰め寄った。最後まで諦めずに攻撃を仕掛け、相手を苦しめた。
最終的にはブルーウイングが3点のリードを全員で粘り強く守り抜いたが、両チームとも力を出し切った好ゲームと言えるだろう。「選手たちが頑張った結果。九州大会では自分たちのサッカーをして、笑顔で終わって欲しい」と栗牧監督は歓喜に湧く選手たちを見守った。今大会は腰の疲労骨折の影響で思うようなプレーができなかった南は、「勝てて良かった。九州大会は自分たちの力を出し切る。そのためにはチームを勝利に導く点を決めたい」と今後の成長と飛躍を誓った。
決勝戦で1得点、チームを勝利に導いた南創太
(柚野真也)
地区を選択
学校名を選択