
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
サッカー
今年で4回目となる「HIヒロセプレミアムカップU-12サッカー大会」が湯布院スポーツセンターで2日間にわたって行われた。大会には県内はじめ、J1のVファーレン長崎のジュニアチームなど福岡、熊本、長崎、佐賀、愛知から強豪16チームが出場した。初日は4グループに分かれ予選リーグ戦が行われ、2日目は予選上位8チームによるノックアウト方式のトーナメント戦となった。決勝では大分のカティオーラFCと前回準優勝の太陽SC熊本が対戦。白熱の展開の末、2-1でカティオーラが優勝した。
序盤は、短いパス交換とサイド突破でゴールを狙うカティオーラに対し、太陽熊本は前線のスピードのある選手を生かした裏へのシンプルな攻撃で応戦する。試合が動いたのはセットプレーだった。コーナーキックを佐藤羚矢(6年)が押し込みゴールネットを揺らす。「いいボールがきたので合わせるだけだった」と待望の先制点だった。
決勝戦は白熱した試合が繰り広げられた
後半、「システムもポジションも自分たちで考えて決めさせた」と東絋造監督(カティオーラ)に送り出された選手たちは、スペースの空いているサイドを中心に多くの決定機をつくり、この日2点目となる佐藤のゴールで追加点を奪った。疲れが見え始めた終盤に太陽熊本の猛攻を受け、1点差に詰め寄られたが、「最後まで自分たちのやりたいパスをつなぐサッカーができたし、負ける気はしなかった」という佐藤の言葉通り、自信に満ちあふれたプレーで追加点を許さず、見事に激闘を制した。
今大会をサポートしたサッカー元日本代表の増田忠俊さん(MSS代表)は、「九州の強豪チームに加え愛知からも2チームが参加して、レベルの高い試合が繰り広げられた。日頃の経験や練習の成果を発揮し、選手は2日間で大きな成長を見せてくれた」と総括した。
決勝で得点した佐藤羚矢
(柚野真也)
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