県スポーツ少年団駅伝交流大会 男子 豊後高田陸上クラブが連覇達成 【大分県】
陸上競技
2018県高校総体レポート(陸上競技・男女)注目選手
2018県高校総体レポート〜憧れの舞台を目指して〜
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県内各地で熱戦が繰り広げられた県高校総体。
高校生アスリートの青春をかけたドラマは、
感動と興奮、歓喜と哀愁を与えてくれる。
今年も才能あふれる選手がそろった県内の高校スポーツ。
ここでは大分の未来を担っていく選手たちを紹介する。
全国高校総体でも2冠狙う
ベヌエル・モゲニ(大分東明3年)
2001年3月11日生まれ、170cm、52kg
全九州高校大会の陸上競技北九州地区予選では、男子1500mと5000mで2冠を達成したベヌエル・モゲニ。両種目ともに圧巻の走りで今年も全国高校総体への切符を手にした。
ケニアからの留学生は、決して身長が高いわけではないが、大きなストロークでトラックの上を跳ねるように軽やかに駆け抜ける。県高校総体のトラック競技では同2種目でいずれも3連覇。昨年は5000mで全国高校総体と国体の2冠に輝き、全国高校駅伝でも活躍。走るたびに記録は伸び、向かうところ敵なしだ。
全国高校総体では、記録にもこだわりながら優勝を目指す。狙っているのは1500mでは3分42秒台、5000mでは13分35秒台だ。「もっと速く走りたい」と調整は順調だ。
未知なる4m越えに挑む
乙津彩乃(大分西高校3年)
2000年6月1日生まれ、163cm、稙田南中学校出身
全九州高校大会の陸上競技北九州地区予選では、女子棒高跳びで4人の選手が大会記録を更新するハイレベルな争いとなった。昨年までの記録保持者であった乙津は自身の記録を破り、3m80で準優勝となった。
この日は3m40から跳躍をスタートし、「最初は助走が安定せず、いつもと違う感覚だった」。助走が安定してきたのは3m70へのチャレンジが始まってからで、「跳べる!」という感触があったという。見事に1回目の跳躍でクリア。バーの高さが3m80に上がると、福岡・中間高校の台信愛(2年)、チームメイトの山本亜希(3年)と3人での決戦となり、乙津は3回目の跳躍に成功したが、1回目で成功した台信に優勝の座を譲ることとなった。
「自己ベストを出し、大会記録更新はうれしいけど悔しさが残る」。
インターハイでの目標は、まず3m80までを1回目でクリアすること。そして4mを跳び、有終の美を飾ると力強く語った。
(冨松智陽)