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ヴァイセアドラー 高山伸悟 キャプテンとして支える新世代の闘将

ヴァイセアドラー 高山伸悟 キャプテンとして支える新世代の闘将

 大学を卒業して2年目のシーズンは主力としてコートに立ち続け、脚光を浴びるようになった。黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会(黒鷲旗、4月30日~5月5日)からキャプテンを任され、不動のミドルブロッカーとしてチームをまとめてきた新世代の“闘将”の素顔に迫る。

 

Q:黒鷲旗が終わり、今シーズンの日程が全て終了しました。2シーズン目の高山選手にとって、どんな成果を挙げられたと感じますか?

A:V・チャレンジリーグで優勝できなかったのは心残りです。強みのオフェンスは十分発揮できましたが、守備の部分でレシーブ力などに課題が残りました。黒鷲旗では、V・プレミア勢と対戦し、キレ、特にスイングや攻撃のスピードが想像していたより速く、苦戦しました。結果、2試合とも勝てませんでしたが、力の差を感じられたことは収穫だったと思っています。

 

Q:黒鷲旗からキャプテンの役割を担いました。これまでとの違いは感じましたか?

A:これまでの競技人生でキャプテンは初めての経験でした。自分の思い通りにしたい部分はありましたが、社会人の大人のチームなのでそれぞれ考えていることが違いますし、一人ひとりの考えを取り入れながら自分が仲立ちしてチームとしてまとめようとしました。それができたかといえば…今後の課題です。

 

Q:10月から始まる新リーグ「Vリーグ」でもキャプテンとしてチームを引っ張りますが、選手として思うことは?

A:新リーグへの不安もありますが、楽しみでもあります。チームの顔となるので、僕自身も進化しないといけない。開幕までにどれだけ自分が変わることができたかを示したいです。V・プレミア勢に比べ高さで劣っていますが、そこで勝負できるように練習から体の使い方を意識したいです。同じ人間だし、日本人なので追いつけない差ではない。自分なりのやり方を見つければ絶対互角に戦える。10月までのプランはあるので、実行するだけです。

 

プライベート10の質問

 

 

趣味もしくは休日の過ごし方は?

映画を観に行ったりします。アクション系が好きです。休みの日は買ったばかりの車を洗っています。

 

仲のいい選手は?

仕事も練習も一緒なので、みんな仲がいいです。先輩と後輩の壁もないのが、このチームのいいところです。

 

大分の良いところは?

温泉。それもいろんな泉質の温泉が県内各地にあるのは素晴らしい。

 

好きな食べ物は?

ハンバーグ。小さい頃、ハンバーグを食べながら寝ていたこともありました。最近は寿司を食べに行くことが多くなりましたが、ハンバーグはずっと好きです。

 

嫌いな食べ物は?

胡麻豆腐。まだまだお子ちゃまです。

 

バレー以外で好きなスポーツは?

野球。中学2年の時に強制的にバレー部に入らされるまで、ずっと野球をしていました。

 

子どもの頃に憧れた選手は?

イチロー選手。生き方、ストイックさがカッコよかった。

 

もしバレーボール選手でなかったら?

野球選手になりたい。

 

好きな言葉は?

謙虚

 

10年後、20年後の自分は?

一度も考えたことがないですが、体が動く限りバレーを続けたいです。

 

(柚野真也)

Q:チームとしてVリーグで戦うために必要なことは?

A:いきなり優勝を目標にするのは現実的ではない。勝てない時期は必ずあるので、周りの声を気にせずに、自分たちの目指す方向を見失わず、メンタルを強化しなければいけない。これまで(V・チャレンジリーグ)とは勝ち数と負け数が逆転するかもしれませんが、通用しないと思われるのは悔しいので、本気で勝ちにいかなければいけない。これから練習試合など組まれますが、全部の試合で勝つことを目標にし、勝ち癖をつけなければいけないです。

 

Q:昨季はサーブからいい流れをつくりましたが、今季もチームの武器はサーブになるのでしょうか?

A:リーグ戦でも黒鷲旗でもサーブが強みとなりました。スピード、強度だけでなく、いろんなコースを狙うことができ、形にはなっています。超攻撃的なチームとしての武器を磨き、弱点である守備も修正して全体のレベルを上げていくことが必要になってきます。

 

Q:現チームにはV・プレミアリーグ経験者がいません。今後、どのような影響がありますか?

A:どのように相手と戦うかイメージしかできず、厳しさが分かりません。ただ、知らないからこそ思い切り戦えるメリットもある。ウチは若いチームなので勢いを全面に押し出したい。そのためにも早い時期に1勝することが大事になると思います。今は一人ひとりが自覚を持って、チーム内で競争意識を持って底上げするしかない。正直、今は新リーグが始まる実感はないですが、徐々に時期が近づけば気持ちが高ぶると思うし、いい雰囲気で開幕を迎えられると思っています。