
大分トリニータ シーズン総括 戦い方を徹底できず低迷、降格危機で現実路線へ 【大分県】
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にいがた妙高はね馬国体スキー競技第2日の27日、ジャイアントスラローム(成年女子B)が行われ、阿南亜紀(大分赤十字病院)は51位(1分32秒99)となった。今回が国体初出場だったが「楽しく滑れた」とゴール後は笑顔を見せた。
スタート前に待機するテント内では独特の緊張感があったという。「スキー競技に本格的に復帰したのは大学を卒業して約20年ぶり」と阿南。試合感覚を取り戻すには時間が必要だったが、滑る楽しさが先行した。家族の支えはもちろんだが、今大会に出場したスキー競技の“チーム大分”のメンバーが大きな力となった。「普段は個々で練習しなければいけないが、強化合宿では互いの滑りを高め合う雰囲気があり、初めて出場する私に万全のサポートをしてくれた」と感謝した。
ゴール後は「楽しく滑れた」と笑顔を見せた
スキー競技から離れていた阿南だが、子どもがスキーを始め、競技に興味を持ちはじめたことをきっかけに、「もう一度、自分も競技をしてみたくなった」と昨年から始動した。普段は病院に勤務する小児科医。わずかな時間を見つけて体力向上のための陸上練習を自ら課し、まとまった休みを利用してスキー場で練習した。
「やるべきことはやった」と納得した上で迎えた本番。高揚感はあったが冷静だった。「コースは荒れてなく状態が良かった。思ったよりウェーブが強くなく、視界も良好だった」と分析し、確実に旗門を通過し滑走した。「平均スピードが時速50〜70kmにもなるジャイアントスラロームは、そのスピードの中で速く、確実に旗門を通過することが求められる。強靭な体力とスピード感覚、平衡感覚、瞬時の判断力が要求される」と佐藤大郎監督。今冬の国体に数少ない女子選手として出場した阿南を労った。
阿南は「機会があれば挑戦したい」と話し、来年の国体に向けて、確かな手応えと自信を得た国体となった。
国体初出場だったが冷静に滑走した
(柚野真也)
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