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明豊高校ソフトテニス部 全国高校選抜大会に向け、“強い明豊”となる!

明豊高校ソフトテニス部 全国高校選抜大会に向け、“強い明豊”となる!

  新チームとして実質1カ月ほどの調整期間で挑んだ県高校新人大会で見事3連覇を達成し、ますますチームが一つになった明豊高校女子ソフトテニス部。「個人戦で結果を残すことも嬉しいけど、団体で優勝できたことが本当に嬉しい」と選手たちは笑顔で話す。九州高校新人大会でも4位となり、現在は3月末に開催される全国高校選抜大会に向けて調整中だ。

 

 新チームは2年生2人、元気いっぱいの1年生8人のメンバー。部員全員が寮生ということもあり、部活動以外でも一緒に過ごす時間が多く、チームワークは良い。平日は3時間、週末は7時間もの練習に励む彼女たちを指導するのは、就任16年目の吉良洋介監督。「目先のことにこだわらず、最後の大会で満足の結果を出せるように」と、長いスパンで一人ひとりの能力を最大限に伸ばせるよう指導にあたる。選手たちも、自分の弱点と向き合いながら地道な練習にまっすぐな姿勢で取り組み、着実に力をつけている。

 

2年生と1年生の部員全員が仲良し

 

 今年のスローガンは“挑戦”。1年生が主体のチームのため経験が少ない分、試合ではメンタルの弱さからミスが出てしまうことが多いという。経験を重ねることで自信をつけ、どんな相手にも立ち向かえる強さを求め練習に励む。吉良監督が掲げる強さとは、試合で勝てる強さだけではなく、人間としての強さだ。「強いアスリートは技術はもちろんだが、人間としても見習うべきところがたくさんある。日常生活の中でも意識して、成長してほしい」

 

 スポーツマンとして、学校生活や寮生活でも、掃除やあいさつなどの日常生活の基本を意識することで規則正しいリズムが整い、心のリズムも整う。これらが当たり前にできる選手は、指導したことがすぐその場でできるようになるという。生活の全てが試合につながるという監督の教えを選手たちも素直に受け止め、実行しているからこそ、着実な成長ぶりを見せるのだろう。先輩たちが培ってきた“強い明豊”を自分たちの代でも継続させるため、日々の努力を惜しまない。全員が全国という同じ目標を見据えている。

 

「規則正しいリズムが心のリズムを整える」と吉良洋介監督

 

(黒木ゆか)

大会結果