バサジィ大分 つかんだ初勝利 走って守って決めた 【大分県】
フットサル
バサジィ・フットサル 育成型クラブへの転換
フットサルFリーグ2017/18シーズンで最下位となったバサジィ大分。ここ3シーズンは戦力を整えることができず、プレーオフ出場権(5位以内)を獲得できずにいる。同じ過ちを繰り返した過去に別れを告げるべく、クラブは育成型の道を歩み始めた。
かつて優勝候補に挙げられた頃は、実力のある外国籍選手らが在籍していた。しかし、好成績を残しても、彼らが去ると同時にチーム力は下降線をたどった。その反省から、クラブはより安定的に選手を育て、移籍だけに頼らないチームづくりへの道、すなわち「育成型クラブ」への転換を進めようとしている。
そのスタートとなる来年度、チームの下部組織を発足させる。「U-15(12〜14歳)」、「U-18(15〜17歳)」の二つの育成カテゴリーに加え、若手有望選手を集め、現在所属する若手選手とともに「サテライト(18〜21歳)」としてトップチームとは別に強化する。
専属のコーチ、トレーナーをつけて徹底して鍛え、力をつけた選手をトップチームに昇格させる。若い芽たちをいかにうまく、しかも早く戦力化するか。それは苦戦が続くFリーグを乗り切るためにも必要不可欠な要素であろう。
低迷が続いたチームは育成型の道を歩む
吉武茂郎監督は育成組織についてこう語る。「トップの全選手の半分とまではいかなくても、3割ぐらいが下部組織出身者となれば面白い。そのために少しでも早く育成システムの強化が必要。すぐに結果が出るものではないが、長い目で見ていければいいと思う」
新しい試みがなされ変革の予感が漂うクラブだが、本質はシンプルだ。クラブのテーマはこうだ。「一番大事なのはバサジィに属する選手が、自分たちのコートに来てフットサルをする喜びを感じること。バサジィのエンブレムを胸に付けてプレーできる喜びを感じるクラブにすること。クラブのカラーは育成がつくる。そこで培った魂を持った選手が、プロになって将来のバサジィの柱になってほしい」
育成型クラブへ、そして日本のフットサルのオンリーワン、ナンバーワンのクラブへ。もちろん一朝一夕になれるものではない。揺るぎないクラブの思想や信念、そして今後の努力なくして実現はあり得ない。
トップチームで活躍が期待される選手やフットサル選手を目指す若手の発掘を目的にセレクションを実施する。
開催場所:古国府フットサルコート(大分市花園11-7)
【サテライト】
第1回 2018年2月 3日(土)9:00〜12:00=募集期間:1月28日(日)まで
第2回 2018年3月25日(日)9:00〜12:00
【U-18】
第1回 2018年2月 3日(土)9:00〜12:00=募集期間:1月28日(日)まで
第2回 2018年3月25日(日)9:00〜12:00
【U-15】
2018年3月25日(日)9:00〜12:00
※U-15およびサテライト、U-18の2回目のセレクション募集期間については未定
問い合わせ先:大分スポーツプロジェクト(097-574-5100)
(柚野真也)