
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
サッカー
全国高校サッカー選手権県予選が19日から始まる。今回は大会を盛り上げ、会場を沸かせるであろう注目の選手たちを紹介するとともに、彼らのライバルや対戦したい相手を聞いた。
攻撃的GK 山田蒼太(鶴崎工業3年)
2006年12月16日生まれ、178cm・72kg、明野中学校出身(大分市)
ゴールマウスから的確な指示を送り、守備を統率するコーチングの「声」を武器とする。守備陣形を整えたり、危険な場面を予見して知らせたりして、チームが戦う集団になるために鼓舞する。攻撃においては高精度のキックで攻撃の起点となり、ボールストップしてから一気にポストプレーヤーにパスを通す「ホットライン」を形成するなど攻守で存在感を発揮する。チームメートからの信頼が厚いキャプテンの目標は「全試合で無失点に抑えて優勝する」と力強く語った。
気になる選手
MF 志賀杏陸(大分鶴崎3年)
鶴崎の攻守の要。基礎能力が高く、ボールの扱いがうまい。簡単に足を出すとかわされるので、焦らずに間合いを詰める守備をしなければいけない。準々決勝で対戦すると思うので、しっかり抑えて新人戦、総体と同じように勝つ。
スピードスター 矢野寛大(大分西2年)
2007年4月30日生まれ、170cm・55kg、稙田中学校出身(大分市)、前所属チームはanimo select
50mを6.3秒で走る瞬足を武器とする。一気にスピードに乗れる初速だけでなく加速力もあり、チーム総得点の半分を決める。抜け出しのアイデアが豊富でプレーに迷いはない。黒木一輝監督は「物おじしない性格はストライカー向き。常に相手の脅威となれる」と評する。線が細く、フィジカルの弱さは否めないが、まだ2年生。今大会は通過点だが、「チームの中心選手となって優勝し、10点以上を決めて得点王になる」と高い目標を設定する。
気になる選手
MF 河野歩夢(大分鶴崎2年)
リーグ戦で対戦したことがあるが、(こちらが)パスをつながれたくない空きスペースでボールを受けて、スルーパスを通して決定機をつくれる選手。今度対戦手することがあれば、人数をかけて守り、前に進ませないようにして抑えたい。
(七蔵司)
司令塔 前田大翔(大分南3年)
2006年12月16日生まれ、158cm・56kg、判田中学校出身(大分市)、前所属チームはサウージワサダ
視野が広く、ボールを受けてさばけるボランチだが、ドリブルが巧みでサイドでもプレーできる。友成義朗監督は「アイツにボールが集まれば得点のチャンスは広がる」と期待する。サッカーと並行してフットサルをしており、足元の技術は高く、トリッキーなプレーで魅了する。卒業後はFリーグのチームの下部組織でプレーする予定。2年前の全国選手権県予選の決勝でベンチ入り。「もう一度ドームで試合をしたい」と決勝進出を目標とする。
気になる選手
MF 野々下蒼斗(大分鶴崎3年)
中学まで一緒にフットサルをしていた仲間だが、サッカーではライバル。運動量があり、チームが勝つためのプレーができる選手。対戦したい思いはあるが、また一緒にフットサルをしたい思いの方が強い。
ディフェンスリーダー 佐藤羚矢(大分3年)
2007年2月25日生まれ、175cm・68kg、原川中学校出身(大分市)、前所属チームはカティオーラFC
昨年の全国選手権県予選では決勝のピッチに立ったが、悔し涙を流した。「あの敗戦は今までのサッカー人生の中で一番悔しかった。ずっと忘れられない」とリベンジへの思いは誰よりも強い。この1年間は身体能力を高め、1対1や空中戦の強さに磨きをかけた。カバーリング能力にも長けた万能ディフェンダーは、守備陣だけでなくチーム全体を統率する。「最少失点に抑え、どんな相手でも圧倒して勝ちたい」と静かに闘志を燃やす。
気になる選手
FW八尋馳(柳ケ浦3年)とDF外園優心(同)
柳ケ浦の攻守のキーマン。八尋は空中戦に強く、自分と同じような体格であるからこそ負けたくない。外園は1年の頃に国体メンバーで一緒にプレーした仲間。今でも進路のことなど話す。昨年の全国選手権に出て、一気に成長した。アイツを超えないと優勝はない。
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