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国スポ 体操少年女子 上位目指し「チームおおいた」に勢いもたらす 【大分県】

国スポ 体操少年女子 上位目指し「チームおおいた」に勢いもたらす 【大分県】

 2年連続で九州ブロック大会を勝ち抜き、国民スポーツ大会(国スポ)への出場を決めた大分県の体操少年女子。昨年から順位を一つ上げ、九州3位で出場する。メンバーは大分西高の久保百々羽(3年)、池辺和花(同)、南心幸(2年)、松尾心優姫(同)と杵築高の今村亜弥(同)の5人。松尾以外は昨年も出場しており、経験がある。都甲純監督は「実力通りの力を出せば国スポ出場は問題ないメンバーだったが、けが人が多い中で、チームが一体となって頑張った。本番は予選以上に期待できる」と期待を込めた。

 

 九州ブロック大会は久保、池辺のエース2人が本調子とは程遠かったが、それでも久保がゆかと段違い平行棒、池辺が平均台でチーム最高点を出し、チームを引っ張った。久保は「最低限の演技はできたが、全く納得できない」と満足した様子はなく、池辺は「(けがの悪化で)2種目しか出場できず迷惑をかけたが、みんながカバーしてくれた。次は私がみんなを助ける番」とリベンジを誓う。

 

キャプテンを務める久保百々羽

 

 国スポに向けて、エース2人のけがの回復を待つことになるが、2年生3人が力をつけており、総合力で勝負することになる。目標は予選突破し、18チームで競う決勝に進出すること。昨年は惜しくも予選敗退となり、決勝への思いは強い。全国高校総体を欠場し、国スポに照準を合わせる久保は「これが高校最後の大会となる。3年間の集大成という思いは強い。悔いのない演技をしたい」と決意を語った。

 

 コツコツと練習し、技の成熟度を上げた池辺は調子を上げている。「自分らしい演技をすることを考えたい。演技以外では声を出して盛り上げたい」と口ぶりにも自信が漂う。得意のゆかから試合が始まるのも追い風だ。都甲監督は「ここまで来ればミスなく、どうやって魅せるかがポイントになる。自分の持てる力を出し切れば決勝の舞台に立てる」と好感触を口にした。

 会期前競技となる体操は9月5日から始まる。「チームおおいた」の先導役として、いい流れを持ち込みたい。「いい形でバトンをつなぎたい」(久保)と上位を目指す。

 

国スポでは上位を目指す

 

 

(柚野真也)