国スポ 期待高まるチーム大分 今年も千点以上目指す 【大分県】
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大分トリニータ U-18の3選手のトップチーム昇格決定 【大分県】
大分トリニータU-18のMF松岡颯人(大分東明3年)、FW木許太賀(同)、DF小野俊輔(同)の3選手が、来季からプロサッカー選手としてトップチームに昇格することが決まった。クラブを運営する大分フットボールクラブの小沢正風社長は会見で、「プロとしてスタートラインに立っただけだが、チームの一員として戦える選手に成長してほしい」とエールを送った。
育成クラブとしてアカデミー(下部組織)を強化する大分は、優秀な選手を飛び級で上のカテゴリーに昇格させている。トップチームに昇格した3人は、チームが始動した今年1月から練習に参加しており、3月にはJリーグでの公式戦に出場できる2種登録選手となっていた。昨年に続き、天皇杯に出場した松岡はすでにピッチに立っている。
大分東明高でトップチーム昇格会見が行われた
7月に仮契約を結んでから、プロの世界で厳しい競争が始まり、3人はそれぞれの特徴をアピールしている。「足元の技術には自信がある。試合をつくり、得点に絡むプレーと90分間走り切る運動量で勝負したい」(松岡)、「ボールを持ってからのドリブルでの推進力が武器。ゴールに直結するプレーを見せたい」(木許)、「後方からのロングフィードで攻撃の起点となりたい。守備ではスピードを生かしたカバーリングや対人の強さを強調したい」(小野)。
チームにはアカデミーの先輩である梅崎司や高畑奎汰、弓場将輝ら8選手が在籍している。練習からアドバイスを受け、「大分出身でアカデミーの選手はサポーターからの期待も大きい。温かい目で見守ってくれるからこそ、プレーで応えなければいけない」(弓場)との心構えも学んでいる。3人は海外クラブでのプレーを夢見ているが、まずは大分での結果が求められる。プロ1年目となる来季の目標は、1試合でも多く試合に出て、チームの勝利に貢献すること。「3人一緒に試合に出て、プレーしたい」と笑顔で口をそろえた。
左から松岡、木許、小野
(柚野真也)