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バサジィ・バレー 一枚岩で県総合選手権優勝を目指す

バサジィ・バレー 一枚岩で県総合選手権優勝を目指す

 年内最後の大会となる県6人制バレーボール総合選手権大会(県総合選手権)に向けて、戦闘モードに入りつつある。キャプテンの工藤早也香は「クラブカップが終わり、チームが同じ方向に向かっている。いい雰囲気で試合に臨める」と話す。8月にあった全日本6人制バレーボールクラブカップ女子選手権(クラブカップ)は決勝トーナメント1回戦で敗退。「結果を残せなかったことが悔しかった」(工藤)。大会後間もなく、選手だけでミーティングを開き、全員で練習での姿勢や取り組み、今後のことを話した。

 

 「練習で思ったこと、感じたことは声に出そう」、「レシーブ練習が一番盛り上がるのだから、周りも声を出そう」、「練習中は遠慮することはない」。20歳〜26歳、年齢も職業もこれまでの経歴も異なるメンバーは本音をぶつけ合った。それぞれが胸の内を明かすことで互いの距離が縮まり、尊重し合えるようになったという。

 

練習から選手間で話し合う姿が見られるようになった

 

 週3回の練習では補えない個人の体力、筋力は専属のトレーナーが個人メニューを作り、選手は仕事を終えてから個別で練習するなど、バレーボールに対する意識が高くなった。「やるからには勝ちたい」とは古原加奈。中津から練習に参加する。古原は高校、大学と本気でバレーボールに取り組んできたからこそ、勝ちたい思いは強い。「チームができてもうすぐ2年。選手間で言い合えるようになったし、ボールに食らい付く気持ちが強くなった」と手応えを感じている。

 

 チーム設立から指導する徳丸善基コーチは、「1年前と比べ選手の意識が変わった。勝つことへの執着心が出てきた」と選手の変化を感じている。「高校生や大学生に比べて練習時間も大会数も少ないが、それを言い訳にできない。社会人だからこそできること。考えてプレーすることができれば勝てるチームになる」と総合選手権に向けて、限られた時間で最大限のパフォーマンスが発揮できるようにサポートする。選手もスタッフも一丸となり、最高の結果を得て、1年を締めくくりたいところだ。

 

選手にアドバイスする徳丸コーチ

 

(柚野真也)