
【指導者の肖像〜高校スポーツを支える魂〜】 情熱と理論が紡ぐ育成の現場から 柳ケ浦高校女子サッカー部監督・林和志(後編)
サッカー
大分トリニータは7月9日、レゾナックドーム大分で清水エスパルスと対戦する。GK西川幸之介にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は7月8日付本紙に掲載)
「できない言い訳はせず『できる言い訳』をしよう」。藤枝東高校の担任の言葉を胸に刻みプレーするGK西川幸之介選手は、入団3年目の「新・守護神」。ゴール前から常にチームを鼓舞している。
―スタメン出場が多いですね。気持ちの変化は?
去年よりもチームの力になれていると思います。同時に、背負うものの大きさも実感しています。練習で、試合中のシーンをしっかりイメージできるようになったと感じています。
―雨天や大量失点のゲームもありました。
次の試合はすぐにやって来るので、気持ちを切り替えて臨むよう努めています。これまで積み上げてきたものを壊さないために、基礎を振り返ることを大事にしています。
―戦術が変わり、緊張感が高まっているのでは?
以前だったら、攻撃時の守備の枚数は足りていましたが、今はきっちりカバーしていかないと失点につながります。選手への声掛けは「より端的な言葉で」と意識しています。ちゃんと伝わっているかどうか気を付けています。
―小さい頃からGKを目指していたのですか?
小学4年生の時にGKを始めましたが「試合に出たい」という気持ちが強くて、そこまでポジションにこだわりはなかったです。サッカーは点を取った人がヒーローになりますが、GKの存在は「縁の下の力持ち」だと思っています。そこがポジションの魅力だと思っています。
―ファンサービスは、毎回にぎわっていますね。
僕は、新型コロナウイルス禍真っただ中の入団でした。今、サポーターと直に接することができるようになり、応援してくれているという気持ちが本当に伝わってきます。「いただいた気持ちは、結果でお返ししなければ」と、モチベーションアップにつながっています。
(小野郁)
地区を選択
学校名を選択