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スポーツ少年団駅伝 男子は臼杵ジュニア陸上クラブが初優勝 【大分県】

スポーツ少年団駅伝 男子は臼杵ジュニア陸上クラブが初優勝 【大分県】

 第31回大分県スポーツ少年団駅伝交流大会は11日、大分市のレゾナックドーム大分と周辺コース(7区間10.3km)で行われた。同大会の開催は新型コロナウイルスの影響で3年ぶり。男子は42チームが参加し、臼杵ジュニア陸上クラブが初優勝を飾った。

 

 小倉俊二コーチが「1区でいい位置につけ、2、3区で差を詰める。ほぼ想定通り」と話したように、1区を担当したエースの小倉遙隼(6年)が4位につけると、2区の安部晃洋(同)が差を詰め、3区のキャプテン祖父江幸志(同)がトップに躍り出た。4区以降はそれぞれが余裕のある伸びやかな走りで駆け抜け、出走順、戦略がハマった形となった。

 

男子は42チームが健脚を競った

 

 プレッシャーを背負いながら1区を担当した小倉は「本当は1位でタスキを渡したかった」と悔しさをにじませながらも、「みんなの応援のおかげで優勝できてうれしい」と晴れやかな笑顔を見せた。安部は「上位でタスキをつないでくれたので走りやすかった。点数をつけるとしたら100点」、祖父江は「昨年12月に同じコースを走って、その時より速かったので満足。優勝の瞬間は気持ちよかった」と、それぞれ素直な喜びを語った。

 

 臼杵ジュニア陸上クラブは小学3年生から6年生まで65人ほどが在籍する大所帯。「元気に、楽しく」をモットーに週3日練習に励んでいる。小倉コーチは「走ることは全ての基礎になる。クラブを巣立った後も、陸上だけでなく、いろんなスポーツに挑戦する手助けになれたら」と語る。さらに、陸上は個人競技だが、チームとしての考え方も大切にしているという。「活動を通して、礼儀や思いやり、一人ではできないことも、みんなと一緒ならできるということを学び、一人一人が仲間のために当たり前に頑張れる子になってほしい」。チームワークが重要な駅伝での優勝は、この考えが子どもたちにしっかりと伝わっている証しに他ならない。走る苦しさ、楽しさ、達成感、仲間と共に頑張る喜びなど、さまざまな体験を積み重ねながら、臼杵ジュニア陸上クラブの子どもたちは日々、成長を遂げている。

 

初優勝した臼杵ジュニア陸上クラブ

 

(甲斐理恵)

 

大会結果