大分上野丘高校ラグビー部 佐藤武信(3年) file.827
ラグビー
全国高校ラグビー県予選大会 決勝戦前 キャプテンに聞く!
高校ラグビーの聖地・花園を懸けた戦いが最終章を迎える。12日に行われる全国高校ラグビー大会県予選大会決勝は、第1シードの大分舞鶴高校と第2シードの大分東明高校が激突する。準決勝で圧勝した両校のキャプテンに決勝戦への意気込みを聞いた。
謙虚な気持ちで自分たちのプレーを
大分舞鶴
キャプテン 富田晴大(3年、ナンバーエイト)
Q:今大会の調子は?
A:徐々に調子が上がっています。初戦の高田高校戦では100点を超えましたが、それはそれと割り切っています。良いところは次の試合でも継続できるようにしたいですが、慢心せず謙虚でいたいとみんなで話しています。
Q:準決勝の日本文理大附属高校戦を振り返って、反省点は?
A:序盤から相手の上げが早かったので戸惑ってしまいました。練習は積んできたのですが、練習と試合とではやはり違った。そのため前半は自分たちの強みである固い守備ができず、自分たちのミスで勝手に焦り、流れを引き寄せられませんでした。
Q:逆に良かったところは?
A:悪かった点をきちんと改善できたところ。前半の中盤くらいから自分たちのペースに持ち込めました。そのことに「成長できたな」という実感を得ることができました。
Q:試合前、監督からはどんな言葉をかけられましたか?
A:今まで自分たちがやってきたことを信じてプレーすれば負けるはずはないと、背中を押してくれました。試合中もその言葉をみんなで言い合い、自分たちのペースを崩さずに戦い抜くことができました。
Q:決勝への意気込みを聞かせてください。
A:僕たちも東明高校のことはよく研究していますが、相手もこっちのことをよく研究してくると思います。とにかく謙虚な気持ちで、チャレンジャーとして臨みたいですし、自分たちのプレーをするのみです。
(冨松智陽)
全てを出し切り、新たな歴史をつくる
大分東明
キャプテン 長野剛吉(3年、センター)
Q:今大会の調子は?
A:自分たちの持ち味である展開の速いラグビーができていると思います。徐々にコンディションも上がっているし、フォワードとバックスの連係もかみ合っているので、いい状態で試合を迎えられそうです。
Q:準決勝の大分工業高校戦を振り返って、反省点は?
A:前半の試合の入り方は良かったのですが、後半はトライを決め切れないところがありました。そこはフィットネスを向上させることはもちろんですが、気持ちの部分、集中力の部分が大きいので一週間で修正できます。
Q:逆に良かったところは?
A:相手の攻撃を0点に抑えたところ。フォワードがしっかり相手を止めて、キックで地域を挽回し、相手の陣地で試合ができたのは理想の展開でした。
Q:決勝戦は昨年と同じ大分舞鶴が相手となります。大分舞鶴の印象は?
A:フォワード重視のチーム。しっかり受け止めてバックス勝負となれば、うちにもチャンスがある。アタックに関して僕たちは自信を持っているし、負けるはずがないと思っています。チームの雰囲気もいいし、最高の状態で試合に臨めると思っています。
Q:決勝への意気込みを聞かせてください。
A:舞鶴に対して全く苦手意識はない。何十年も花園に出ている相手だからこそ倒し甲斐がある。僕らが歴史を変えてやろうとの思いが強い。全てを出し切れば倒せない相手ではない。しっかり自分たちのラグビーを展開したいです。
(柚野真也)